JavaによるWebアプリケーション入門

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■ MySQLの利用に関する参考資料(MySQLを使いこなしている方へ)

 本書では、データベース管理システムにPostgreSQLを用いて説明を行っていますが、その他のJDBC対応のデータベース管理システムに置き換えることができます。ここでは、MySQLをすでに使いこなしている方を対象に、本書のサンプルプログラムをMySQLで利用するために参考となるデータを掲載しようと思います。

■ 前提条件

 テーブルの文字コードには、Unicodeを用います。
 データベースへアクセスするアカウント「bcat」(初期パスワード「secret」)を作成します。

■ テーブルの作成の違い

 PostgreSQLとMySQLでは、テーブルのデータ型に違いがあります。PostgreSQLのTIMESTAMP型に対応するMySQLの型はDATETIME型です。以下は、MySQLにおける、テーブル作成例です。
CREATE TABLE bookcatalog (
  bookid VARCHAR(10) NOT NULL PRIMARY KEY UNIQUE,
  title TEXT,
  author TEXT,
  translator TEXT,
  publisher TEXT,
  publicationdate DATE,
  code VARCHAR(17),
  status TEXT,
  keyword TEXT,
  memo TEXT,
  datacreator VARCHAR(10),
  datacreateddate DATETIME NOT NULL );
CREATE TABLE takeoutrecords (
  bookid VARCHAR(10) NOT NULL,
  userid VARCHAR(10) NOT NULL,
  takeoutdate DATETIME,
  returndate DATETIME );

■ JDBCドライバの指定

 ソースリストの中で変更が必要なのは、JDBCドライバを指定している部分と、接続先URLです。bcat-v3の場合は、具体的にはDatabaseBookCatalogクラスのconnectメソッドの一部を以下のように変更します。MySQLのJDBCドライバのJARファイルは、libディレクトリに配置します。
// DriverManager.registerDriver(new org.postgresql.Driver());
DriverManager.registerDriver(new com.mysql.jdbc.Driver());

 接続先URLを指定しているのは、Globalクラスで以下のように変更します。
// String DATABASE_URL = "jdbc:postgresql://127.0.0.1/bcat";
String DATABASE_URL = "jdbc:mysql://127.0.0.1:3306/bcat";

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