JavaによるWebアプリケーション入門


■Tomccatのインストール

Tomcatの入手方法

 本書で用いているバージョン5.0.28はTomcat 5.0.x の最新安定版ですが、その後継のTomcat 7.0.53がリリースされており、本書のプログラムも動作します。(2014年5月現在)

最新版は以下のApache Tomcatプロジェクトの公式Webサイトの「Binary Distributions」からダウンロードしてください。

「Apache Tomcat 7 Downloads」
 ※「Tomcat 7.0.53」の下にある「zip」 をダウンロードしてください。ダウンロードされるファイル名は「apache-tomcat-7.0.53.zip」です。Mac OS, Linuxの場合は、「tar.gz」 をダウンロードしてください。

Tomcatの配置と設定

 次にダウンロードしたZIPファイル「apache-tomcat-7.0.53.zip」を解凍します。Tomcatを置くディレクトリは特に決まっていませんが、以下のディレクトリに置くと良いでしょう。解凍して作成されるディレクトリ名は「apache-tomcat-7.0.53」です。

【Windowsの場合】
C:¥apache-tomcat-7.0.53¥(以下のコマンドでCドライブの直下に解凍します)

> c:
> cd ¥
> jar xf apache-tomcat-7.0.53.zip

【Mac OS XとLinuxの場合】
~/apache-tomcat-7.0.53/(以下のコマンドでホームディレクトリに解凍します)

> cd ~
> tar zxf apache-tomcat-7.0.53.tar.gz


※ 上記以外のディレクトリに置くこともできます。その場合は以下の説明を適宜そのディレクトリ配置に読み替えてください。
※ jarコマンド以外の Zipファイルの解凍方法

Tomcatの起動

 binディレクトリの中のstartup.batとstartup.shが、Tomcatの起動スクリプトです。それぞれ、Windows用とUnix用の起動スクリプトで、以下のようにTomcatのディレクトリに移動して実行します。

【Windowsの場合】

> cd ¥apache-tomcat-7.0.53
> bin¥startup.bat

【Mac OS XとLinuxの場合】

> cd ~/apache-tomcat-7.0.53
> bin/startup.sh

 上記のコマンドでエラーが表示され起動できない場合は、JAVA_HOME環境変数に、Java開発環境のディレクトリを指定してからもう一度起動してみる。

※ Java開発環境のインストール方法については本書を参照。

【Windowsの場合】
※以下のディレクトリ名はJava2SDKのバージョンとインストール場所により異なります。

> set JAVA_HOME=C:¥j2sdk1.4.2_01

【Mac OS X (bash) の場合】

> export JAVA_HOME=/Library/Java/Home

【Linux (bash)の場合】
※以下のディレクトリ名はJava2SDKのバージョンとインストール場所により異なります。

> export JAVA_HOME=/usr/java/j2sdk1.4.2_04

 Tomcatが起動できたら、Webブラウザで「http://127.0.0.1:8080/」にアクセスして正常に稼動していることを確認します。稼動していれば、「The Apache Jakarta Project」というタイトルのWebページが表示されます。

Webブラウザに接続エラーを表示された場合は、Tomcatが起動できていないか、Webブラウザのプロキシ設定が間違っている可能性がある。

な お 、 W eb ブ ラ ウ ザ に お い て W eb プ ロ キ シ (HTTP Pro xy Serv er) な ど を 利 用 す る 設 定 を し て い る 場 合 は 、あ ら か じ め 127.0.0.1 の ア ド レ ス に はプロキシを用いずに直接アクセスする設定を追加しておく 。

関連資料リンク

「Apache Tomcat」http://tomcat.apache.org/

bcat.jp - Copyright © 2004 Takeshi Chusho & Katsuya Fujiwara. All Rights Reserved.